Nobuyuki Takahashi’s blog

2008年 8月 18日のアーカイブ

元サッカー小僧 集結

2008年 8月 18日

昨日は高校時代のサッカー部OB会に出席してきた。
二十数年前、グランドで一緒に汗を流した先輩、後輩、同級生が集まった。高校生当時、練習が厳しくて有名だった道家さんにサッカーを教えてもらっていた。道家さんはグランパスエイトのコーチに、後輩には同チームの選手になったものもいる。
13:00に母校グランドに集まり、17:00までボールを追いかける。当時やんちゃだった高校生は今は40過ぎのちょい悪おやじ。変わらずの毒舌が飛び交う。知らない人が見てたら、柄の悪いおっさんが喧嘩してるようにしか見えないだろう。皆、足がもつれるほどへとへとになりながらも終始笑顔が絶えない。
その後、場所を変えて宴会。お互いの近況報告や仕事の事などを話す。大手保険会社に勤めている先輩、独立してプロダクションを率いている社長、大工の棟梁をしている同級生、循環器系の医者をしている者…職業は皆ばらばら。共通点は、ばかみたいに体動かして、ボールを蹴るのが大好きだということ。
医者をしている同級生が、私が高校卒業後、美術の世界で作品発表や企画などをしているのを見て、「何を気楽な事やってるんだ。」と当時は思ってみていたらしい。好き勝手な事をやっているのが、うらやましいという感情もあったそうだ。好き勝手に見えただろうけど、正直、私は10年ほど前まではOB会に出られなかった。宴会に行くお金さえ工面するのが難しかったのだ。アルバイトで稼いだお金は生活費と作品の材料代で消えていったから。その同級生は「でも、今は美術とか芸術ってすばらしいと思う。」と話してくれた。
サッカー部にいた別の同級生が自分の子どもの事を話してくれた。彼の息子は小学6年生で自閉症とのこと。2歳の頃に障害が判明し、その時は混乱と不安で奥さんは毎日泣いていたそうだ。今は障害者や障害者の親のコミュニティーに積極的に参加し、様々なお手伝いをしているとのこと。私からはやさしい美術プロジェクトで発達センターちよだで造形ワークショップをしているという話をした。二人で一致したこと。「子どもたちの笑顔は、最高にかわいい!」