Nobuyuki Takahashi’s blog

2009年 1月 1日のアーカイブ

みぢかな空間プロデュース

2009年 1月 1日

手前は今日製作した本棚。上の開口部は新たに増設したキッチンの小窓

手前は今日製作した本棚。上の開口部は新たに増設したキッチンの小窓

元旦。家族で近くの私の実家に行き、年始の挨拶と恒例のすきやきパーティー。
その後は長男慧地の本棚製作にとりかかる。
息子は来年小学生になる。たぶん、3月、4月は私がプロジェクト活動、コース運営の準備のため、身動きが取れないと予想され、入学前の準備はこの正月の間にやってしまおうと思っている。
落書きだらけの中古品のデスク、台所の壁の窓、そして本棚。実は息子が自分の時間を持ち、家族から一定の距離をとりつつも、お互いの視野に違和感なく入ってくるような、空間プロデュースを目論んでいる。
あまり、意図的になってはならない。お互いに何かを強いるような空間ではなく、お互いの余白が重なるような「ゆるさ」も必要。
私たち家族の住む空間はけっして広くはない。したがって、この制限ある空間の中でひしめき合わないような発想が要求される。我が家の場合、「自分の部屋」はない。自分の部屋を持とうとすれば、部屋数が必要だが、我が家では到底適わない。そこで、発想の転換。なんとなく、自分がいる事の多い領域を持ちつつも、どこにいても良いし、遊びや仕事も片付けさえすればどこでもよい、そんな空間にすることにした。普段はそれぞれのテリトリーの領域はあまりタッチしない。任せたり受け入れた方が良い場合がある。特に夫婦は結婚するまで、別の家族として暮らし、生活のリズムも環境も違うのだから、自分の世界の構築の仕方で相手を染めようとしてもうまくいかないこともあるのだ。でも空間プロデューサーは要る。全体の住まい空間が上手くかみ合わなければ、抜本的に配置換えをしなければならない。その時が私の出番だ。
これは、なかなか鍛えられる。家族の成長を見ながら、そして近い将来をイメージしながら、物を配置し、人の流れを創っていく。光の入り具合、照明の落とし方、風の通り具合、調理から食事の流れ…生活のありとあらゆる営みが絡み合う極小社会のプロデュースだ。
ふだんあまり自宅にいることのない私だからこそ、この正月の間にやっておかなくちゃ。明日は奥さんの実家に挨拶後、キッチンの整理棚に着手する予定。

今、この時に

2009年 1月 1日

スタッフ赤塚が企画したコラージュによる絵はがきワークショップ。

スタッフ赤塚が企画したコラージュによる絵はがきワークショップ。

今、この時にやっておきたい事を実直にやって行きたい。体の芯から、細胞のひとつひとつまでが反応する、そこに集中して行きたい。
たくさんの人々と語り合い、協働し、支えられてやってきた一年。みなさんの新しい一年も健康で、事故のないよう念じてー。