Nobuyuki Takahashi’s blog

2009年 2月 17日のアーカイブ

最高の

2009年 2月 17日

9:30愛知芸文センターに着く。本学の卒展のオープニングに参加するためだ。
10:00オープニングセレモニーが始まる。テープカットというのが意外。悪いというのでなく、卒展でテープカットをする、というところが新鮮に感じた。そういえば、韓国で若手作家の国際交流展を+Galleryで企画した時、オープンのセレモニーは盛大で、伝統を感じさせるものだった。豚の首なんかが貢がれていたりして。
卒展を鑑賞する。何人かやさしい美術プロジェクトに関わった人の作品があった。卒展ながらの充実感が全体にみなぎっている。
現像所により、写真をうけとる。ワンカットだけ、ひきのばしてもいいかな、と思う。何千枚と写真を撮っているが、これだ、という決定打になる写真がなかなか撮れない。大島のBさんの言葉が頭に思い浮かぶ。「カメラを向けると、向けられた対象がこちらに向かって姿勢を示してくる。」撮れないのではなく、向き合えていない、のだろう。一瞬に凝縮される「向き合い」になんとかたどり着きたいと思う。
13:20のバスに乗り、大学へ。大島でお世話になった入所者の方々にお手紙を書く。プロジェクトを進めて来てたくさんの人々のご支援、ご声援があるので、もう少し「筆まめ」になって、その声に報いるべきではと自戒している。書き始めると楽しい。便せんや封筒を選ぶのもこれがけっこうはまる。「筆まめ」になるための一歩が踏み出せた感じだ。
19:30金山駅に着く。私が担当する交流造形コース、メディア造形コース2年次の学生が宴会に誘ってくれたのだ。1月末に開催した2年次修了制作展「レベル・ワン」展の打ち上げ、研究室職員の鷲見君が3年間の契約期間を勤め上げたその慰労を兼ねての宴会である。ほんとに気がいい連中だ。お互いにストレートに言い合える仲がキープできている。だからこそ、「レベル・ワン」展は注目を受けるおもしろい展示になったのだろう。うれしいことがあった。それは、早い時期に退学を決めていたAさんが、「レベル・ワン」展に出品していたこと。もちろん、今日の宴会にも出席。事情があり、退学の意志は固い。でも、このクラスの展覧会に出品する意志も同じように固かった。それを貫いてくれた彼女に乾杯。それを自然に受け入れていたこのクラスに乾杯!そして、3年間コースのために働いてくれた鷲見君に乾杯!!