Nobuyuki Takahashi’s blog

2009年 3月 16日のアーカイブ

卒園式

2009年 3月 16日

卒園式の一幕

卒園式の一幕

3月16日 長男慧地(けいぢ)の卒園式に出る。
なみだなみだの卒園式。感動するとは聞いていたけれど。これほどとは…。卒園証書を渡す先生たちは名前を読むのでせいいっぱい。感無量で涙がとまらない。もらい泣きのお母さん方はハンカチ片手に大変なことになっている。お父さん方はビデオカメラ片手にえらいことになっている。うーん。客観的に見れない自分がいる。やー、ほんとに感動した。こんなに大きくなって、できなかったこともできるようになって、わがまま言ってたのに、「ありがとう」も言えるようになって、そういう想い出と感情がないまぜになってぐわーっと高まる。
親ばかと言われてもぜんぜん痛くないわ。
さて、午後に大学に向かう。プロジェクトルームに入ると、スタッフ平松に「息子さんの卒園おめでとうございます!」とお祝いの言葉が飛んでくる。おかげでうれしい気持ちがそのまま持続。テーブルの上を見れば、シンポジウムの記録誌が、印刷があがって納品されているし、そうこうしているうちに、発達センターちよだの写真パネルが納品される。プロジェクトルームではリーダーをはじめ、明日の足助病院に搬入する作品の準備にとりかかっている。
うれしい時間はまだ続く。夜は発達センターちよだから誘われていた、宴会。園長先生をはじめ、ボランティアの学生さんたち、そしてやさしい美術プロジェクトの学生とスタッフが和気あいあいと交流を深める。その中で、発達センターちよだの職員伊藤さんの言葉が心に響く。「皆さん、ボランティアはいつも楽しかったと言ってくれる。でも自分がボランティアをしていた時は、正直しんどくてつらいこともあった。どうしてこの子はこうなのだろうとか、うまくいかないことがあったりで、楽しいばかりでなかった。でもそれを仲間に打ち明けて解決してきて、楽しいこととつらいことが全部、自分の今の仕事につながった。これからは楽しかったことだけでなくて、つらかったことや苦しかったことを正直に話してほしい。そこから次につながっていくのだから。」
苦しいことも悲しいことも、そして楽しいこともうれしいことも、わかちあって、理解し合って、前に進む。仕事をするとは、逃げずこれらを一手に引き受けることだ。