Nobuyuki Takahashi’s blog

2009年 4月 1日のアーカイブ

年度末最終搬入と年度始め

2009年 4月 1日

さて、今日から平成21年度の始まりだ。スタッフもメンバーも気持ちを新たに前に進もう。
昨日31日、年度末最後の小牧市民病院の作品を搬入した。年度内に予定していたすべての作品が届けることができなかった。私のディレクションの至らなさだ。
小牧市民病院は500床を越える都市部にある典型的な大病院だ。一昨年まで病院内に設置されていた「癒しと安らぎの環境整備プロジェクト委員会」は様々な部署から医療スタッフを中心に10〜15名で編成されていたが、始めての研究会の場で医療スタッフ同士が挨拶していたのが印象的だった。それほど、多くのスタッフが小牧市民病院で働いていて、各セクションの交流がない、ということを示している。
昨日、スタッフ泉と1年を振り返って話をした。私たちが作品や搬入に必要な道具を一通り抱えて病院に入っていくと、すれ違う職員さん、医療スタッフの皆さんから笑顔と挨拶が返ってくる。5年間の取組みの積み重ねによって、私たちの顔を憶えてもらうということにつながった。
繰り返すこと、続けることが、何気ない自然な反応で私たちに返ってくる。
うれしい。自分の存在を確かに感じる。今までやってきてよかった、そんな充実感に包まれる。
やさしい美術プロジェクトの活動のバネになっているのは、こうした充実感なのだ。