Nobuyuki Takahashi’s blog

2009年 4月 22日のアーカイブ

妻有ツアー トリエンナーレ準備へ3

2009年 4月 22日

19日 6:45起床 着替えてカメラを担いでやさしい家を出て散歩に行く。空き家周辺を歩くつもりだったが、線路を渡り、商店街や民家の間の細い路地を歩く。軒先に摘んだばかりの山菜をムシロの上に干しているおばあちゃんがいる。長い冬の間重い雪に圧縮されてきた大地から一気に芽吹く妻有の春。つくしの生え方も尋常ではない。芝生のように密集している様は私たちの目からすると怯みそうなほどだ。朝露で光る草花がまぶしい。
8:00 「ただいま!」「おかえりなさい」やさしい家にもどると自然と出る挨拶。朝ご飯がいつでも食べられる状態だ。昨日スタッフ平松が中心になってつくったカレーが残っているので、カレーとパンで朝食。大きな鍋にいっぱいあったカレーもこれで完食!洗い物は私を含めた男性陣で片付ける。
9:00すぎ 予定通りホテル宿泊組の乗るバスがやさしい家に到着。掃除と戸締まりをしてやさしい家を出発する。

満開のかたくりの花

満開のかたくりの花

10:00 松代農舞台に到着。企画展を皆で鑑賞。私はその後、松代にある作品群をたずねて歩く。道中満開の桜とかたくりの花に出会う。
11:30 農舞台で昼食。地元の皆さんが土地の食材と季節に採れる山菜で料理を出してくれる。素朴な味に舌鼓を打つ。メンバーの一人が「ちょっと前だったら敬遠する味だったけど、今はこの味の本当の価値がわかる。おいしい。」と話していたのが印象的だ。素材からにじみ出てくる旨味は、化学調味料やインスタント食品では絶対に真似ができない。大地の恵みのありがたみが伝わる食事だ。
13:00 松之山の美人林に行く。新緑で辺り一面が明るい光に満ちている。野鳥のさえずりがなんとも美しい。地面の降り積もった枯れ葉が乾燥して足下がすべる。近くにある里山科学館「キョロロ」に行く。駐車場には冬の間に除雪し一カ所に集められた雪の山がまだ残っている。
14:00 美人林を後にし、一路名古屋へ。
日曜日は高速道路料金が1000円になるということで、渋滞を予想していたが、恵那周辺でとうとう渋滞に捕まる。その後は想像以上に流れ、19:00過ぎ、春日井駅到着、解散。
全員無事に帰ってきたことに感謝。

未だ残る雪

未だ残る雪