Nobuyuki Takahashi’s blog

2009年 5月 17日のアーカイブ

創造と想像

2009年 5月 17日

長女美朝のドローイングは、げじげじペイント

長女美朝は友人宅でも、げじげじペイント この集中力

今日は友人に昼食に呼ばれ、家族全員で友人宅へ。
彼は大学時代の友人なので、私と同じ彫刻科出身だ。仕事は造園。図面を引く方ではなく、現場で働く職人だ。
彼は最近瀬戸に居を構えた。半年に一回ほどだが、訪れるたびに少しずつ家が様変わりして行く。玄関ポストができていたり、レンガで演出したエクステリアや程よく植わった木々たち。もちろんすべて友人本人の仕業だ。仕事がらプロとはいえ、その変化がひたむきで明るくてなんとも微笑ましい。彼の奥さんがまた輪をかけてすてきな人で、私の家族は皆大好きだ。
彼女は不思議な人で、なぜか四葉のクローバーを見つけるのが得意だったり、長男慧地が産まれる日を当てたり。そして、彼女の料理は超絶品なのだ。
鍋にかけたひつまぶしにはなんと梅が隠し味で入っている。鶏肉のハムは自家製で3ヶ月ほどつけ込んだ物。ベーコンも自家製でそのベーコンとなす、ししとうで炒め物。得意のマリネは揚げたワカサギのものと、エビとホタテのものでバリエーション豊か。おからのサラダにはレーズンとマカロニが入っていて新食感…。数えきれない食感の嵐である。
料理ひとつひとつにちょっとずつひねりや工夫が隠れている。それが口の中で発見されることのなんともいえない喜び。私が思うに、彼女は「もっと美味しく食べてもらおう」という創造性と人が食べたときの感覚をシュミレートできる鋭敏な想像力が備わっているのだ。彼女はけっしてそれをひけらかすことはしない。あくまで控えめで食べる、味わう人を主役にしてくれるのだ。
私の奥さんが言う。「彼女はアーティストだね。」
さすが、わかってらっしゃる。

息子と私の友人とで協働作業

息子と私の友人とで協働作業