Nobuyuki Takahashi’s blog

2009年 6月 6日のアーカイブ

足助アサガオのお嫁入り 協働の夢

2009年 6月 6日

6月6日(土)8:00に春日井駅に集合。
レンタカーに8名満席で乗り込み一路新潟県十日町市、越後妻有に向かう。後部座席の足下にはアサガオの苗が乗っている。翌日7日に開催する「足助アサガオのお嫁入り」(*注釈参照)のクライマックス、結婚式開催のため、機材や持参物が多い。従ってメンバーはスーツと最低限の着替えを持ってぎゅうぎゅうに車に乗り込んだかたちだ。

まずはやさしい家で打ち合わせ

まずはやさしい家で打ち合わせ

土曜日ということもあり、高速道路がいつもより混んでいたが、流れは悪くなく、予定どおり空き家「やさしい家」についたのは14:30ごろ。荷物の梱包を解き、すぐに今日のリハーサルの段取りを打ち合わせる。
15:30 十日町病院に向かう。事務局の皆さんをはじめ、病院内に設置されている「やさしい美術プロジェクト委員会」に所属する医師や看護師さんらが、準備のため集まってくれている。
会場設営をしていると間もなく、足助病院ご一行が車2台に分乗して到着。足助病院早川院長、リハビリテーションの三橋先生をはじめ、9名の方々が遠路はるばる十日町病院に来ていただいた。いよいよ、現実のものとなる結婚式。
応接室で企画者である赤塚より企画意図、会場の様子、式の進行について説明する。緊張感と華やぎが相まってなるほど、これは結婚式前日、といった趣だ。
会場となる3階の会議室に集まる。ピアノ、フルートの生演奏を予定しているため、リハーサルに演奏者も迎え、セレモニーの進行と人の動き、導線をチェックして行く。
30分ほどのリハーサル、練習を終えて、私がホスト役になって、足助病院ご一行を観光交流施設「キナーレ」にご案内する。ここには温泉があり、お土産の売店が集中している。私は院長と一緒に温泉につかる。
18:00 足助病院ご一行をホテルにご案内し、チェックイン。皆さんを私が運転するレンタカーに乗せて懇親会会場に向かう。

ライスコロッケとアケビの蔓は最高

ライスコロッケとアケビの蔓は最高

19:00〜いつもの懇親会会場に集まり、懇親会が始まる。お酒の瓶がずらりと並ぶ。しかも銘酒ばかり。料理も最高。今年最後のアケビの蔓を食す。程よい苦みがたまらなく美味だ。そして、アスパラガス。津南町名産で今が最も旬の野菜だ。さっと湯がいたアスパラは実にやわらかく、風味が逃げることなくむしろ濃縮されて、かぶりつくと口の中にわわっと広がる。足助病院早川院長はアスパラがお気に入りだ。
私たちやさしい美術メンバーはというと、もうべろべろ、へべれけ。空き家に着いてまともに立って歩ける者がいない。唯一赤塚だけが明日に備え、全くの素面だ。何がなんだかわからないけれど、とにかく幸せ。結婚式前夜の無礼講。
*「足助アサガオのお嫁入り」とは
足助病院リハビリテーション科の作業療法の一環で育てられたアサガオの種を十日町病院にお嫁入りさせるという企画です。これまでに顔合わせ会、結納を通じてあたためてきた交流が実を結び、いよいよ両病院間の結婚式というクライマックスを迎えます。地域も経営母体も異なる2つの病院に縁があってやさしい美術プロジェクトが関わる事になり、その2つの病院の末長い交流を願うセレモニーがこの結婚式です。お嫁入りしたアサガオの種は十日町病院とサテライトスペース「やさしい家」で花を咲かせる予定です。
式日程:平成21年6月7日(日) 午後1時〜午後3時
会場:新潟県立十日町病院3階会議室

新郎:新潟県立十日町病院
新婦:足助アサガオ

新郎代理:塚田芳久(新潟県立十日町病院院長)
新婦代理:鈴木ゆき(愛知厚生農業協同組合連合会 足助病院 リハビリテーション科作業療法士)

企画・プロデュース:赤塚ベッキヰ+やさしい美術プロジェクト

応接室にて歓談中の足助病院と十日町病院

応接室にて歓談中の足助病院と十日町病院

病院職員とやさしい美術メンバーの協働作業

病院職員とやさしい美術メンバーの協働作業