Nobuyuki Takahashi’s blog

2009年 8月 6日のアーカイブ

大島 施設リサーチ

2009年 8月 6日

浜辺で拾った宝物たち

浜辺で拾った宝物たち

7:00起床 長女美朝は熱があり、午前中は奥さんと一緒に休むことにする。私は長男慧地と井木とで海岸を散歩する。きれいな貝殻、透明な石、マット状になったガラスの破片などを拾う。
10:00 事務長室に行く。瀬戸内国際芸術祭での取り組みを私は「つながりの家」と名付けた。つながりの家を実現するためには大島の施設を有効活用して行きたい。中身の空っぽな新しい建物を作るのではなく、入所者の方々が暮らして来たその面影を感じとることができる、コミュニティースペースやギャラリーを作る。「ないものをつくる。あるものをつかう。」とは、瀬戸内国際芸術祭が打ち出しているモットーである。
入所者の住居寮や使われていない面会人宿泊所を隈無くリサーチする。
古いものがほとんど残っていない大島。離島で、なおかつ小さな大島には保存、保管をするスペースはない。古いものは使う人がいなくなれば、廃棄し、ぬぐい去って、新しく塗り替えられる。大島を構成している風景は日本という国をある側面から捉えた姿にも見える。

今は使われなくなった15寮

今は使われなくなった15寮

座席の空きがなくザックを椅子代わりに

座席の空きがなくザックを椅子代わりに