Nobuyuki Takahashi’s blog

2009年 8月 21日のアーカイブ

妻有 ツアー初日

2009年 8月 21日

鷹の湯に出た後、マッサージチェアを楽しむ

鷹の湯に出た後、マッサージチェアを楽しむ

ここのところ晴れが続いていたが、今日は朝から曇り。蒸し暑い日だ。
いつものようにアサガオの水やりから始まる。オープン前、今日も徹底的に掃除をする。ヒンメリにはっていたクモの巣も丁寧に取り去る。住み込み始めて一月。この家にわずかにあった空き家の香りがほとんど感じられなくなった。ここに一度来たものは玄関を通る時「ただいま。」という。お出かけは「行ってきます。」
お盆が過ぎ、来場者の数は少なくなったけれど、新しい出会いであることに変わりはない。来場者には医療関係者や美術関係者も多い。ここで2時間も3時間も議論になることもある。
14:30 えんがわ画廊の展示を終えた泉にやさしい家の当番をまかせ、私と川島、浅野で十日町病院へ向かう。今日はやさしい美術プロジェクトが現代GP選定事業として十日町病院とやさしい家の取組みを見てもらうためのツアーを企画し、今日、名古屋からツアーバスが着くのだ。
15:00 ツアーバス到着。教職員3名を含む15名、やさしい美術とでんでんメンバーが27人乗りバスにぎっしりと乗っている。
まず、事務所に寄り、ごあいさつ。その後3つのグループに別れて院内を見学する。作品とデザインツールが絡み合った今回の取組みは新鮮に目に映ったようだ。
私と教職員3人は見学のあと、応接室にて歓談。やさしい美術の取組みは病院職員さんに仕事を増やすことになる。でも楽しい。やりがいがある。いつもとちがった病院になって行くというか。そうした意識が双方にあれば、物事はちゃんと前に向かって進んで行くものだ。
16:00 やさしい家に行くと、見学組とやさしい美術、でんでんメンバーでごったがえしている。早速Morigamiを折っている学生もいる。
16:45 ツアーバスに乗り込み、松之山温泉、鷹の湯に向かう。45分ほどかかって温泉に行く贅沢なルート。おまけに道中の風景も棚田が一望にできる絶景が続く。
17:30 鷹の湯に着く。お湯は塩分を含み、かすかに硫黄臭と灯油臭がする。地元の人も一押しの名湯だ。
18:30 雨がどしゃぶりになる。皆走ってバスに乗り込む。
19:15 やさしい家に着く。えんがわ画廊アーティストの柴田がツアー組に合流。ここでやさしい家とお別れ、明日からの作品鑑賞ツアーに参加する。ほんの数日だったが、柴田にとってやさしい家は居心地が良かったようだ。名残惜しさが表情に浮かんでいる。
19:30 ホテルニュー十日町につきチェックイン。
やさしい家に帰ってくる。皆でカレーライスを作ってくれている。今日井沢さんの奥さんからいただいたトマトが一緒に煮込んであって美味!皆の顔を見て、声を聞いて、食べるご飯はうまい。
奥8ギャラリーのモビールプラネットの展示作業が始まっている。溝田さん、井口、二人ともプロのデザイナーなので安心して任せられる。