Nobuyuki Takahashi’s blog

2010年 2月 27日のアーカイブ

大島 漆喰塗りと発掘

2010年 2月 27日

26日は泉が日帰りで、私は井木と一緒に大島へ。井木は所用で日帰りだが、私は一泊してなんとかカフェシヨル(第二面会人宿泊所)の出窓ルームの漆喰塗りを終わらせてモデルルームとして完成させたいのだ。というのも来週に大島土でカフェに使用する食器を製作する。そのイメージを掴んでおきたいからだ。どのような雰囲気でお茶を楽しむのか、想像できたほうが、製作もはかどり、デザインも決定しやすい。
11:30に大島に着き、まずは野村ハウス(11寮)に行き荷物を置いて昼食。井木が会得した「美味しいコーヒー」の点て方でコーヒーを入れてくれる。うまいっ。
13:00 納骨堂でお参りを済ませ、カフェシヨルヘ。
左官道具とブラシを福祉室作業部に行きお借りする。いつもこうしてお借りできるのでとても助かっている。見えないサポートに私たちは支えられている。

削ると下地の土壁が見えてくる

のりが利いていない塗り壁を剥がしていく。剥離しやすくするため水を含ませたブラシで擦り、充分水分を含んだところでヘラを使って剥がしていく。剥がすとベースの土壁が出てくる。そこへ漆喰を左官ごてで丁寧に塗り込めていく。塗り込めた漆喰に大島の浜辺で拾ったガラスや貝殻、削れて丸くなったプラスチックなどを埋め込み、装飾を施していく。これが一連の作業の流れだ。
井木に壁を削る作業を頼む。私はひたすら漆喰を塗っていく。土壁が乾燥しているため、漆喰のつきが悪い。
あっという間に17:00。井木はいつも乗船している高松便ではなく庵治便で帰る。予定を変更して日帰りになったため、少しでも時間を割いて作業に携わってくれた。
井木を見送った後、15寮に行く。私が壁を抜いた廊下はその後、大島の大工さんが手を加え、すっかり整備されている。ありがたい。企画、制作、作業、連絡、経理、全て私が行っているため、少しでも手伝っていただけるとその分ほかの仕事を進めることができる。
18:00 野村ハウスに帰り、一休み。野村さんの畑から水菜を拝借。高松で買った菜花を炒め、エノキでみそ汁をつくる。お米は自治会長山本さんからいただいた香川産のお米。独りで泊まりなので2合ほど炊く。
入所者の脇林さんからお借りした書籍などに目を通していたら、すぐに時間が過ぎていく。野村さんからいただいたかりん酒をちびちびと飲む。
1:00 就寝

土壁に漆喰を塗り込んでいく

塗り込んだ漆喰に貝殻、ガラスを配置