Nobuyuki Takahashi’s blog

2010年 5月 25日のアーカイブ

ふせん はなぜ生まれたか

2010年 5月 25日

授業後、定例のミーティングでやさしい美術プロジェクトのフローを新しいメンバーに説明。それでもなかなか実感がわかないだろう。来週は研究会の様子を録画したものや、NHKで取材を受けたときの映像を皆で鑑賞する予定だ。スタッフ川島の提案で、発達センタちよだのミーティングも定例ミーティング後に続けて行った。すこしでも興味のわいているメンバーがミーティングに参加できるよう配慮した。ミーティングは高橋、スタッフ川島、そして卒業生の浅井。浅井は平成15年、つまりやさしい美術プロジェクトが発足してから2年目からの付き合いだ。彼女はデザイン研究チームの立ち上げから活躍しその大きな成果として、「絵はがきフレーム付きマルチボックス 私の美術館」が実現した。3年以上をかけて病院職員と共同開発に取り組み、病院内のニーズに合わせたデザインを追求した。絵はがきフレームは入院する病院利用者の一番身近にある美術作品となる。

浅井がまとめた発達障害についてのマトリックス

さて、浅井は卒業後就職したが、現在は事情により退職し、教育関係の仕事につくための研究をしている。こうして忙しい合間にミーティングに参加するモチベーションの高さは比類のないものだ。
ミーティングには新しいメンバー3名が加わった。ぜひ子どもたちにも会いたいという。ゆっくりとスタートしたちよだの取り組み。
8:00 学生たちはまだプロジェクトルームに残っているが、卒業生メンバー浅井を連れて大学を出る。通勤ルートに浅井の住まいがあるので、ちょうどよかった。
9:00 子どもたちは起きている。それもそのはず、今日は長男慧地くんの誕生日。昨年と同様にマクロビオテックケーキを作って私が帰るのをいまかいまかと待っていた。背骨がぼきぼきいうぐらいぎゅっと抱きしめる。
慧地、おめでとう!ハニーのところに生まれてきてくれてありがとね。
※私は我が家ではハニーと呼ばれている。

慧地が誰に教わるでもなく発明した”ふせん”