Nobuyuki Takahashi’s blog

2010年 10月 19日のアーカイブ

小牧市民病院 病棟へモビールを

2010年 10月 19日

16:00 授業が終わるも立て続けに学生からの相談があり、あっという間に16:30。あわてて車に乗り込み小牧市民病院へ向かう。
精神科前の廊下に展示する作品の打ち合わせのため、スタッフ川島は16:00には小牧市民病院入りしているはずだ。今年制作をお願いしている森さんには以前より絵本と絵本から展開したイラストレーションを制作いただいた。絵の佇まいは緻密だが、森さんの描く子どもや動物はふんわりと柔らかい印象だ。
17:00 小牧市民病院に到着。さっそく待ち合わせの場所、地下の食堂に行く。川島と森さんが中央のテーブルについている。遅刻の失礼をお詫びしてさっそく打ち合わせにはいる。今回は布と刺繍で制作する作品になりそうだ。現場のサイズや作品の概要はこちらから連絡することにした。
17:30 東棟4階の看護師さんと総務課の吉田さんに来ていただき、研究会を始める。モビール作品の大まかな提案は了解いただいた。患者さんから見た印象がどのようなものになるか、相談を重ねた。やはり現場で実際に作品を設置してみて判断することもあるだろう。
研究会のあとは今展示している作品のコンディションをみて必要に応じてメンテナンスを行う。化学療法室に絵画の作品を展示する。化学療法室はがんの患者さんが抗がん剤の投与を受ける場所だ。いつも総務課の吉田さんに患者さんがいないことが確認されたら展示作業を始めるようにしている。
化学療法室の廊下は清潔感があるが、温度が低く感じられるほどに冷たい印象が拭えない。その廊下に作品の展示によって差し色をするように展示していく。じわりとその空間の温度が上昇する。気のせいではないと思う。
20:30 小牧市民病院を出る。
川島と二人で搬入ラーメンを食べにいく。へとへとの身体が潤っていく。