Nobuyuki Takahashi’s blog

2010年 12月 11日のアーカイブ

大島 {つながりの家}再開のために

2010年 12月 11日

11:00 高松発の官用船まつかぜに乗船。先に大島入りしている井木と泉からサツマイモを買ってくるようおつかいを頼まれていて、高松駅のスーパーに寄る。実は、高松に着く前に泉から「朝、野村さんに会って今日、鍋することにしました!」というメールが送られてきた。舞い上がってしまい、肝心なサツマイモを買うのをすっかり忘れてしまった。何たる不覚。
大島に着くと、雨がぱらついてきた。傘がいるほどではないけれど、風もあって寒々しく感じる。芸術祭の頃の賑やかさはなく、ひっそりとした大島。
納骨堂のお参りを済ませ、昼食後に入所者自治会長の山本さんに電話する。お留守のようだ。ひょっとしてと自治会事務所に行ってみると小豆色の見慣れた自転車が停まっている。山本さんだ。自治会室の奥で山本さんは事務仕事をしている。「山本さん、こんにちは。」
山本さんと大島の取り組みについての意見交換をする。二人っきりでゆったりとお話しする。芸術祭期間中にはこうして落ち着いてお話しする機会がなかなか持つことができなかった。率直な意見を聞くことができ、また山本さん個人の念いや考えについてもお話しできた。今後に活かしていきたい。
14:30 GALLERY15に行き、作業を始める。来週に一般公開するため準備を進めておかなければならない。芸術祭期間中に公開した5つの企画展のダイジェスト版でお届けする。日が出ている間に「大智×東條展」で使用したアンプとCDデッキ、スピーカーを設置する。配線は天井裏にはわせてある。
18:00 泉が作業中の私に声をかける。野村さんご夫妻が野村ハウスに見えたそうだ。すぐに作業を中断して野村ハウスに戻る。野村さんが花が咲くような笑顔で迎えてくれる。これだけでうれしい。我が家に戻ってきた感じ。私は高松のスーパーで買って来た、はたはたなどの魚を捌く。野菜は野村さんの畑から採れた大根や白菜だ。調味料はほどんど要らない。だしの利いた汁と野菜から出た風味で十分味わい深い。皆で舌鼓を打つ。泉が奥三河のお酒「鳳来泉」を持参。「野村さんと飲むのを楽しみに、私たちの住んでいる愛知のお酒です!」家族のように1つの鍋を皆でつつく。
20:00 野村さんご夫妻が帰宅される。私は気持ちを入れ替えて、ギャラリーで引き続き展示作業。それでも芸術祭会期中のように一睡もせずに作業をするまでではない。展示のイメージは私の頭の中に完璧にできあがっているので、それを忠実に再現していけば良いのだから。重い什器類に関しては泉と井木にお手伝い願って適所に運び設置した。
23:00 作業終了。
0:30 お風呂に入り就寝。