Nobuyuki Takahashi’s blog

2011年 2月 17日のアーカイブ

小牧市民病院 搬入 天職

2011年 2月 17日

16:00 雨がぱらつくなかで小牧市民病院につく。さほど寒くはなく、湿度があるので春の雨模様といった風情だ。
今回はモリショウコさんの刺繍絵画7点を精神科外来廊下に設置する。額は虹色に着色され、それぞれ記念写真のごとく日常の心温まるシーンが描かれている。布に刺繍糸を縫い付けて線描を施し、必要最小限に着色してある。これまで展示してあった井木宏美の刺繍絵画とはまったく趣も世界観も異なっている。
スタッフ川島と展示作業をしていると、通りがかりに職員さんに声をかけられる。ある看護師さんが「かわいいっ。すてきっ。」を連発。こちらまでうれしくなってくる。
その看護師さんはそこにいるだけで、周りの空気を明るくする人だった。
天職という言葉がしっくりくる。
モリショウコさんの作品は好評。先日搬入した天野入華の作品のコンディションをS6病棟まで見に行く。記録写真を撮影していると病棟の師長さんが私に声をかけてくださる。評判をうかがうと、こちらも好評のようだ。
スタッフ川島が作品のメンテナンスに回っている間に、次年度の作品や展示場所を検討する為に院内全体を歩く。病院サイドにつくっていただいた検討委員会「癒しとやすらぎの環境整備プロジェクト委員会」の元メンバーの看護師さんに久しぶりに再会したりで、充実した時間を過ごす。そうか、小牧もかれこれ7年が過ぎようとしている。