Nobuyuki Takahashi’s blog

2011年 4月 29日のアーカイブ

宮城県七ヶ浜町へ出発

2011年 4月 29日

8:00 久屋大通駅で降りる。今回参加するボランティアをコーディネートしている災害支援NPOレスキューストックヤードの事務局に向かうのだ。
事務所に行くと大きな荷物を抱えた人々が続々と集まってくる。年齢層は20代から60代まで幅広い。荷物を見ればわかる。旅慣れている人、登山経験者やベテランのボランティアの方がほとんどだろう。
簡単な打ち合わせののち、マイクロバスに乗り込む。定員20名ぎりぎり、19名が乗車。荷物と人で隙間がない。運転手は元市バスドライバー、長距離トラックドライバーのMさんとTさん。かけあい漫才のように楽しいお二人。Mさんの一言が印象に残る。「行けばわかるよ。ボランティアはチームなんだよ。一体になれる。」
新潟県十日町まで通っていた時期もあるが、かかって6〜7時間。今回は名古屋を出発して宮城県七ヶ浜まで11時間の予定。かの地がいかに遠いかと思う。
一行を乗せたマイクロバスは中央道、長野道、上信越道、関越道、北関東道、東北道とつないで行く。ゴールデンウィークで何度か渋滞にはまる。福島県に入るとバスが時折どんっ!とはずむ。道路が地震の影響で波打っているのだ。
思いのほか時間がかかる。とっぷりと日が暮れてしまった。仙台周辺に入ると、急に町の灯りが少ないのを実感する。遠景まで視線が届かない。仙台港北I.Cで自動車道を降りる。街灯は最小限に灯っているが圧倒的に暗い。街は土の色に染まっているのが暗いながらもわかる。
23:00 マイクロバスは七ヶ浜町に入り、少し高台のボランティアセンターがある公園に進む。自衛隊の装甲車やトラックの間を抜けてボランティア「きずな館」に着く。当地はまだまだ寒い。3月11日の時点ではどれほど寒かったのだろう。想像するだけで身が凍る。事務局スタッフさんが眠い目をこすりながら私たちを案内してくれる。詳細は明朝明るくなってからということになる。
24:00 寝袋に潜り込む。