Nobuyuki Takahashi’s blog

2011年 5月 31日のアーカイブ

小牧市民病院 新しい作品を

2011年 5月 31日

このところ七ヶ浜町のプロジェクトにかかりっきりになっている面もあるが、実は着々と他の施設も活動を展開している。
今日は授業後に小牧市民病院を訪れた。リーダー古川とスタッフ林も同行。古川は足助病院で研鑽を積んだということもあり、ぜひ今年は小牧市民病院で胸のすくような作品を制作してもらいたいと期待している。
作品のメンテナンス、アンケート回収作業を進める。主に林の仕事だ。メンテナンスをすることで、作品のコンディションが把握できることはもちろんのこと、通りがかった病院利用者から感想が聞けたり、職員さんから意見をいただくこともある。とにかく足繁く通い、こまやかに目配せすることが大切だ。
ふと、大島の入所者野村さんのことを思い浮かべる。野村さんは島の野菜名人だ。野村さんの手にかかればどんな野菜もおいしく育つ。その神髄をたずねると「野菜は、主人の足音を聞いて育つというんよ。」とおっしゃる。野菜が枝葉を伸ばしやがて実を付けるように、私たちも作品をその場所で育んで行く意識を持たなければ、と思う。