Nobuyuki Takahashi’s blog

2011年 6月 1日のアーカイブ

楽しさ、とは何か

2011年 6月 1日

昨日、宮城県七ヶ浜町から送られてきた、仮設住宅に入る方々の名簿。もちろん個人情報のため、細心の注意をはらって受け渡しをしている。
その名簿から名前を抜き出し、PC上で表札にレイアウトして行く。作業に集まってくるメンバーは5、6人だ。とても楽しそうに作業している。実際たずねると「楽しいっ!」と元気に返事が返ってくる。
作業に打ち込み、没頭する楽しさ、皆でわいわいやる楽しさ、手から伝わってくる素材の感触、心地よい疲労感、上達が実感できる楽しさ、好きなことに携われる楽しさ、音、におい、光、色、全身で感じる鮮明な質感…。こうしてあげてみると、どの楽しさもその人の捉え方次第では苦しさ、心地悪さに変わるものばかりだ。そしてどれにも乗り越えるやりがいがある。乗り越えて初めてわかる楽しさがある。楽しさは享受するものではなく、自ら創り出すものだとつくづく思う。
楽しそうな彼、彼女らは輝いている。