Nobuyuki Takahashi’s blog

プロジェクトらしい一日

13:00 プロジェクト教育研究委員会をひらく。当委員会はやさしい美術プロジェクトが全学的にそして組織的に取組むために設置した。事務の各部署、デザイン系、美術系、講義系の教員が集まる。プロジェクト活動は多彩な能力が連携し、それぞれの役割が際立ち協調しながら成果をあげていくのが特徴である。その場合に専門性が必要に応じて学生に獲得されていかねばならない。その際の相談窓口は当然の事、分岐している専門分野や工房に学生の相談をつなぐことが必須となる。そこでプロジェクト教育研究委員会が間をとりもつ。個人の取組みや作品、ワーキングチームによる取組み、円滑な運営に関する取組みなど、多層的に評価していくが、その際の評価委員会の人選やコーディネートも当委員会の大きな役割となっている。ここにきてシンポジウムの構成も固まりつつあり、会場設営から一般公開まで、文字通り全学的に組織立てていかねばならない局面。当委員会はシンポジウムの実行委員会もかねているので、詳細はここで徹底的に検討する。事務職も教員も積極的に発言する。それぞれの立場や視野が異なるうえ、参考になる意見がたくさんある。こうした活発な議論があるのは、皆さんがそれだけ真剣に取組んでいるという証だ。この緊張感は頼もしい。
気がつけば15:30会議終了。あわただしく打ち合わせた後、小牧市民病院へ。今日は小牧市民病院で展示している作品のメンテナンスを予定している。作品のひとつひとつのほこりを払い、丁寧に設置し直す。作品そのものも鮮度が蘇り、空間のシャープさも復活する。絶えず作品の入れ替えや設置、搬入、搬出を繰り返す私たちの活動にはなくてはならない営みの一つである。
メンテナンスを終了して撤収。おなかがすいたので帰り道にラーメン屋による。ラーメンをすすりながら今日の仕事をふりかえる。現場での仕事は夜9時10時なることは普通で、明け方の3時4時になることもしばしば。でも、なぜか、現場では皆元気で目の輝きは増すばかり、超ハイテンションだ。うまくいかないこともいっぱい。それをそこでなんとかする。リーダーの川島はこれを「現場力」と名付けた。的確。