Nobuyuki Takahashi’s blog

もろもろのこと

今日は中部電力「デザインの間」ディスプレイプロジェクトの搬入だ。
2トントラックを走らせ、作品を運ぶ。
昨年の12月に計画を立て、2月にプレゼンテーション、4月に再度プレゼンテーション。その後ばりばり作業を進めてなんとか搬入に漕ぎ着けた。
1775 BOTTOMSと名付けられたディスプレイは廃品のペットボトル1775個を石膏で型取りし、それらを素材として白い壁面を装飾するディスプレイを制作した。思えば、授業時間帯ばかりでなく、冬休み、春休みも休まずミーティングを重ね、制作も休日、土日も厭わず作業を続けた。中心メンバーである4人の学生は清々しい表情で完成したディスプレイを前に記念撮影していた。レンタカーを返しがてら、疲れていたけれど、学生と話した時間が心地よかった。

「やっと、大学らしい制作ができた。」今回のディスプレイプロジェクトに参加している4年次学生がふと口にした言葉が私の気持ちを晴れやかにした。苦労して自分で編み出し、自分で切り開いた道は何よりも輝いていて、忘れることはない。今回は私は手を出さないようにしてできる限り学生の可能性を信じて出てきたフレッシュな感覚や、野方図なエネルギーを極力活かすことにしたた。そう、この「教えない」ということの難しさを今回も痛感する。

昨日、小牧市民病院の病棟デイルームのモビール作品を元スタッフである井口さんにお願いすることができた。彼女は大島でオープンしたカフェ・シヨルのメニュー板も制作。特に色彩感覚には定評がある。彼女の細やかな配慮ある作品を期待する。

8月12日からGALLERY15では鏡mirror展を開催する計画だ。入所者の身の回り品を研磨し、鏡面を制作。鏡に自らの姿を映す展示となる。研磨剤や研磨に必要な砥石、サンドペーパー、金工やすりなどを購入した。しめて4万円なり。

レンタカーを返却し、23:30帰宅。ビールを飲もうとした寸前。ふと、お墓参りに行こうと思い立った。今年もお盆にお参りできないかもしれない。
24:00 お墓参り。こんな時期にこんな時間帯にお墓参りなんて、ご先祖さまは私をしかるだろう。心を込めて手を合わせる。納骨堂で手を会わせる時のあの感覚がここで蘇ってくる。

解剖台の修復のための石材用ボンドの注文、次回展示に用いるダクトレール(スポットライトレール)の注文をインターネットで。
明日は大島だ。

完成したディスプレイはダイナミックかつデリケート