Nobuyuki Takahashi’s blog

濃い日

快晴。風つよし。
なんとなく感じていたことだが、来場者の皆さんを見ていて、客層はおちついたカップル、親子連れが多いことに気付く。ギャラリーで研磨作業しているところに植村光男さんがやってくる。植村さんは大島に縁の深い方。ハンセン病問題を考える市民の会副会長。奥さんは大島出身。植村さんが大島に仕事で入られたのが50年前で、当時は入所者に平常では会えず、面会の手続きなども相当に難しい隔離状態だったそうだ。その後大島にあるキリスト教霊交会を通じて交流を継続され、らい予防法廃止の頃は売店店長を務められた。入所者にも職員にも人望の厚い方だ。毎年行われるカラオケ大会に参加し、入所者の皆さんとの親交も深い。植村さんには般若心経をいただいた。私も中学1年生のころに母の指導のもと初めて写経をしたのを憶えている。この重みは理解しているつもりだ。ありがたい。
11:30 2便が33名を越える来場者。説明を行う厚生会館が人でいっぱいになる。植村さんとお話が途中だったので、ガイドは小坂くんにまかせる。
13:25 まつかぜに乗って高松へ。11時便があまりにも来場者が多く、今日来島する予定の学長夫婦が無事に船に乗れるか不安になり、迎えにいくことにした。桟橋でNHK中野アナウンサーご一行と出会う。学長、出航ぎりぎりに乗船。船内で森さん、安長さんと談笑。学長も会話の輪に入り楽しんでいるようだ。
大島につき、納骨堂、風の舞をまわり、ギャラリーへ。約1時間をかけて学長らをご案内。大島の取組をしっかりと鑑賞してもらう。最後にカフェへご案内した。しばしリラックスタイム。学長の奥様がドリンクを楽しみながら、「なにもかもやさしいね。」とおっしゃった。カフェが大事にしている空気感を感じ取っていただけたのがうれしい。
その後、中野アナウンサー一行がカフェを見学。同行されていた方に大島の取組を「希望の活動ですね。」との言葉をいただく。うれしい。
18:00厚生会館にて勉強会。こえび隊4名、やさ美私含め3名、AFG高坂さんの8名参加。講師は野村さん、森川さん。ルートに沿ってポイントを絞って質疑応答。判然としなかったこと、疑問点、お客さんからいただいた質問をもとに、丁寧にお答えいただく。とても充実した時間。21:00終了。小えび隊一行は事務局船で高松へ。なんと濃い日だったことか。