Nobuyuki Takahashi’s blog

プレゼン大会

9:15 大学に出勤。書類の整理および提出をすませる。
10:00 プロジェクトルームに集合。今日は通称「プレゼン大会」である。
講義室を実際の足助病院でのプレゼンテーション会場に見立て、テーブルなどを設営し、実際の状況に近い雰囲気を創り出す。参加メンバーは9名緊張感が走る。
11:30 プレゼン大会開始。リーダー古川の司会のもと、古川から順次足助病院に提案するプランを発表していく。発表の後に企画書について、作品プランについての質疑と感想、時には意見を出し合う。普段は授業外の時間の合間を縫ってのやさしい美術の活動。夏休みだからこそ時間を際限なく使い、徹底的に1つ1つのプランを検討していく。
今回のメンバーが用意したプランは現在大島メンバーである泉麻衣子が足助病院B棟病棟で17の病室前廊下表示灯下に小さな縁を設けた「えんがわ画廊」に展示する作品プランである。あらかじめ設置場所の設えができているので比較的提案がしやすい場所となっており、メンバーの積極的な姿勢を見ることができた。実際には病院医療スタッフに集まっていただき、「研究会」で企画書を提示し、病院職員の皆さんにどのようなねらいの作品で、どのような展示となるかが伝わるものでなければならない。このような事前の発表の場で自身の作品世界に他者が踏み込んでくることに抵抗感があるメンバーもいるかもしれないが、他者との関わりの中で適切な表現を見つけ出していく際の配慮、意図に基づいた求められる完成度をそれぞれ確認していく。すべての意見をとりいれなくてはならないわけではない。こうした「プレゼン大会」の機会を通じて同じ病院という場所で活動する者同士が議論し、自らの提案を自分に返して見つめ直す。そのヒントを捉えるのはひとり一人の判断である。
15:00 プレゼン大会終了。
さて、恒例のバーベキューだ。鉄板と薪、食材を全員で協力して用意する。鉄板を炭火で加熱しようとするスタッフ川島にびっくり。即仕切り直す。すべて任せようとがまんしていたが、早くも頓挫。炭火は網などに食材を載せて直火で火を通すから遠赤外線の火が有効で、炭火の香りが食材を芯まで加熱されるからおいしいのだ。鉄板を熱するならば、燃料は燃えるものであれば何でも良い。逆に建材などの材木で直火で調理は危険だ。木材に含浸している防腐剤やダイオキシンに直接食べ物をさらして食べるようなものだ。(メンバーの皆さん、あまり納得がいってないようなのでここで書いておくね。)
火の起こし方もメンバーには経験がないので、とても見ていられない。角材をそのまま新聞紙で焚き付けようとしている。無理無理!!この調子では明日になっても肉は食べられない…。火を起こす方法をやって見せることにする。鉈で細かく割り、焚き付け用の新聞紙を少量空気が下から流れるように下に焼べる。あっという間に火が着く。私は小原村の鶏舎小屋で生活していたころ、夏に薪を切り、斧で薪割りして冬に備えた。冬は薪ストーブ(なんと1800円!!)に薪を焼べて暖をとる。時にはストーブの蓋をとり、そこに鍋をかけて調理し、火を無駄にしない生活をしていた。毎日火を起こす。町中の生活では考えられない贅沢な暮らしだったと今では思う。
皆で楽しく肉をつつく。うまい。焼きそばもうるさいおじさん=私がつくる。来年は誰かにやってもらおう。準備が足らなかったものもわかっただろうしー。
バーベキューを終わらせて片付け。
18:20 最終バスが出るのでスタッフ川島を含めた数名のメンバーがのこって片付けを完了させる。
19:00 メンバー全員が帰宅。私は1人プロジェクトルームにのこり、仕事をする。
22:30 帰宅。明日は大島に戻る。