Nobuyuki Takahashi’s blog

家族で共同作業

妻と相談していた私たちの住処の改装に着手。真っ白だった部屋にビビッドなカラーが加わる。
色の選択は妻に任せる。フリーダを自称する我妻の選択はメキシカンな色彩。どの部分に指し色をするか、相談しながら決めて行く。
今回のペンキ塗りにはもう1つ目的がある。これまで子どもたちに落書き解放区として壁、襖などに好きなように絵を描いてきたが、子どもたちも大きくなってきて、一度整理しようということになった。すべて消し去るのではなく、部分は遺してインテリアの一部として活かしながら思い切った色面を空間に配置することにした。大島でも記憶を宿す部分と研磨して取り去った部分を創り出す作品を作っていたが、家にいても同じことを繰り返している。
襖の落書きをサンドペーパーで削りおとす。これが楽ではない。半日をかけてひたすら削る。落書きOKの家と言えども、壁に紙を貼ってそこに描かせていることが多いだろう。我が家は正真正銘直に描き込んでいるため、リセットすることは不可能に近い。
子どもたちもペンキを塗る。マスキングは妻と私が担当。まだまだ残暑が厳しい折、ペンキが早く乾いて作業がはかどる。
こうした生活の中のクリエーションは作品の制作と地続きになっていて、どちらがどうということなく常に行われていく。

我が家のハムちゃんが9匹の子どもを産んだ

ひたすら落書きを削る

襖の枠はブルーグリーン、襖は赤に近いピンクだ

子どもたちとピンクのペンキを塗る

居間のドアは爽やかなブルーに