Nobuyuki Takahashi’s blog

大島 たとえ絵空事と言われても

5:00 起床
7:00 昨日徹夜で作った報告書、企画提案書、実施スケジュールのレジュメを携えて名古屋駅発高松行きの高速バスに乗り込む。
大阪付近でまさかの事故渋滞。90分の遅れが出て、大島入りの船に乗れない可能性が出てきた。携帯メールでアートフロントギャラリー高坂さん、泉、井木と連絡を取り合う。もし13:55の船に乗れない場合、今日予定されている検討会は中止にせざるを得ない。
しばらくして車が流れ始める。鳴門大橋を渡る頃には45分遅れまで挽回。なんとか船に間に合いそうだ。
13:55 官用船に乗り込む。官用船の船員さんと目が合い思わずにやり。歓迎の気持ちが静かに伝わって来る。船に乗り込むと高坂さん、香川県今瀧さん、こえび隊大島担当笹川さんが船に乗って来る。
14:20 大島着。昨日、一昨日と寒かったので厚着してきたが、おもいのほか暖かい大島。風もそれほどではない。そのまま自治会会議室へ行き検討会の準備にとりかかる。自治会会長山本さん、副会長大智さんに会議室に通される。そこへ井木と泉がやって来る。彼女らは16日から大島入りしている。二人の表情は充実感のある笑顔に満ちている。ほんとうに大島が好きなのだ。
今日、用意した資料をテーブルに並べる。
14:30 瀬戸内国際芸術祭前と同様に検討会を始める。参加者は入所者自治会会長、副会長、青松園事務長、福祉室長、施設担当者、看護部、副園長、船長、そして高橋、井木、泉、香川県、AFG、こえび隊担当者―。
芸術祭終了したため、実行委員会サイドではなく、私が検討会の司会を務める。
大島の取り組みは継続する。その継続のかたちを検討する検討会だ。公開の日程、来場者の迎え方、管理体制などなど、検討項目は山積している。私からは数年後を見据えてのプランも提案した。たとえ、絵空事と言われても、具体的なイメージを持たなくては何も実現しない。確かに私の力不足だが、これはまだほんのさわり。プランドローイングを山のように描いて、入所者の皆さんにぶつけるつもりだ。入所者の皆さんが強い意志でもって、私に忌憚のない意見を打ち返してほしい。今、それが一番大事だと思っている。なぜなら、私の考えるプランは入所者の皆さんの心情を出発点にしているのだから。
16:00 検討会終了。決定事項は正式な発表を待っていただきたい。
16:15 高松行き最終便に乗船、帰路につく。

入所者自治会 会議室にて