Nobuyuki Takahashi’s blog

Morigamiで被災地にも森を

今日、森をつくる折り紙Morigami(もりがみ)をデザインした谷崎由起子さんとメールで連絡を取り合った。
東日本大震災の被災地へ絵はがきを届けようと知恵をしぼっているところだが、なかなか数が集まらない。焦らずじっくりとやっていこう。
絵はがきがぞくぞくというほど集まらないのはいくつか理由があると思うが、その一つは葉がきに絵や文章を交えてメッセージを吹き込むこと自体少し荷が重いのかもしれない。
絵はがきを届けるプランと平行してこちらも進めている。それはMorigamiを被災地用につくること。Morigamiに患者さん自身の心の内を吐露したり、患者さんを励ますメッセージを書き込む方が多くいた。もともと作品の意図するところではなかったのだが、単なる折り紙の木にいのちを吹き込むようで観る人の共感をさそった。被災地に届けるバージョンはプリント色を抑えて書き込んだメッセージが惹き立つようにする。これならば比較的ライトに制作することが可能だし、たくさんのメッセージを集めることができそうだ。被災地を支える人々にMorigamiを折ってもらい、それぞれの念いを書き込んでいただく。被災地でもMorigamiを折ってもらい、被災地とそれを支援する人々とで折り紙の森を育んで行く。これまで、小牧市民病院に始まり、足助病院、十日町病院、青松園とMorigamiはたくさんの人の手で広がってきた。今度は被災地で森を育もう。

絵はがきワークショップの始まり 2006年十日町病院で実施

小牧市民病院で2008年から続けているMorigami