Nobuyuki Takahashi’s blog

宮城県七ヶ浜町 声

きずな館に戻り、今日のワークショップ「きずな公園を作ろう」を振り返る。七ヶ浜町の住民の皆さんが語った様々な思いのかけらを集め、エレメントを掬い出してみる。
それらは言葉の断片ではあるけれど、話し合いに加わったことで言葉の背景にあるもの(こと)やニュアンスが感じられた。現場でしか捉えることのできない感応の質感。次に何をリサーチすればよいか、自ずと見えてくる。
まず、きずな公園候補地の現場を隅々まで味わいつくしてみる。そして、三方を海で囲まれている七ヶ浜町をじっくりと時間をかけて歩いてみる。行く先々で土や植物、瓦礫、漂流物など、ありとあらゆるものに触れ、収集してみる。「石塊の声を聞く」ことが次にやるべきことだ。
翌日は七ヶ浜町の由来となる七つの浜を巡ることにした。災害救援NPOレスキューストックヤード (※以降RSYと表記)の郷古くんが 水先案内人となってくれる。(つづく)

津波で甚大な被害のあった菖蒲田浜。津波で流されたお宅にのこる基礎部分。