Nobuyuki Takahashi’s blog

クリスマスもやさしい美術

小牧市民病院 小児科外来 中待ち合いに納品した絵本たち

小牧市民病院 小児科外来 中待ち合いに納品した絵本たち

12月25日16:00にスタッフ泉と小牧市民病院に向けて出発。この日、手作り、オリジナルの絵本20冊あまりを納品に行く。絵本を制作すると決めた、学生、絵本部、学外のアーティスト、デザイナー全員の作品をもらさず納品できたのがうれしい。実は12月初旬に絵本の大半はこちらで預かっていたが、完成した後も製本が未完成だったり、壊れてしまいそうなものに関しては作者に再三返品して問題箇所の修正、補修、再度の製作をお願いした。返品する時の学生の反応は様々だ。
「どこ直せば良いんですか。」とぶっきらぼうに聞く者。
搬入当日にばたばたと製作し始めて「今日、補講があるんですけど」とこちらにアピールする者。
「こんなんなっちゃったんですけど。」とどうにもならない、とでも言うように作品を持ってくる者。
ひたすら期日までにできない理由を話しに来る者…。
これを読んだら皆、考えて欲しい。精神誠意、心を込めて、こどもたちのよろこぶ顔を見たくて、絵本を作りたいと決めた人は誰ですか。学校の課題提出とは次元が違うのですよ。作品ができてなんぼ。いいわけは効きません。自分の求める完成度は自分に求めるものです。
そのすきがあると感じられたもの、納品するに値しないものは厳しく返品した。自分で考えてもらった。
無事納品できたが、もう一度自分自身に問うて欲しい。
もちろん、名作というに値する絵本作品も納品できた事を誇りに思う。