Nobuyuki Takahashi’s blog

久しぶりのギャラリーめぐり

春の日差しを浴びた名古屋市美術館

春の日差しを浴びた名古屋市美術館

やさしい美術プロジェクトは社会的要請の強い課題に取り組む教育改革に関わる補助、文部科学省「現代的教育ニーズ取組支援プログラム:現代GP」の選定を受けている。その実施報告書(活動報告)と成果報告書(教育成果報告)の作成に追われる。報告は詳細にわたってもれなく記載されていなければならないし、それらが学生の教育成果にどのように現れているかを明確に記さなければならない。報告書を作成しながら、1年を振り返る。学生の頑張りがすごい。成長もめざましい。そしてスタッフのバックアップ。スタッフたちは常に円滑な運営のために隅々まで気を配ってくれている。事務局の多大なサポートも忘れてはならない。大学が全体で組織的に取組むためにはなくてはならない連携だ。感謝である。さらに実りある活動にするために、この結束と連携を確固としたものにしたい。それはきっとこの現代GPの補助が終わった後もやさしい美術プロジェクトを継続して行くために必要なことだから。
13:00 今日は新入生研修で東別院参拝の後、私が担当するアートプロデュースコース1年を連れて名古屋市美術館に行く。その後、現代美術のコマーシャルギャラリー「ケンジタキギャラリー」で開催中のトニークラッグ展を行く。ハイクオリティーな現代彫刻に触れて、学生たちの眼差しは興味とおどろきできらきらしている。その後「ギャラリーくさ笛」へ。KMKM(けむけむ)展と名付けられた4人のグループ展では新入生の先輩であるメディア造形コース4年の学生が作品を展示している。行く先々で知人たちに会い、うれしい気持ちになる。正直、この数ヶ月展覧会を見に行く時間がとれない日々が続いていたので、新鮮なアートに触れることのすばらしさをあらためて認識する。ギャラリーくさ笛にて新入生は晴れやかな笑顔で解散。その後私を含めたコース教職員5名でミーティング。
18:00 とある鮮魚料理店で新研究室職員鈴木の歓迎会。美術に関してざっくばらんに話す。教職員の間で美術論、芸術論を交わすことは実はあまりない。教育の現場での実際の運営に関わる実務的な解決や方策についての相談でほとんどの時間がとられるからだ。
気がつけば4時間も話していた。とても心地よい充実感。私はこんな職場にいられて幸せだ。