12月25日
コトバノみくじ 搬入/えんがわ画廊関連企画「プレゼント大作戦」開催

2007年の活動報告

配布型作品「コトバノみくじ」搬入

天野 入華(交流造形・2年)の配布型作品「コトバノみくじ」の搬入が行われた。
この作品は帽子型の入れ物に天野が作成したおみくじが入っており、病院利用者が自由に手に取って持ち帰れるというもの。天野は気分が滅入った時、本などの「言葉」に触れることで救われた体験をもとに本作品を制作。おみくじには様々な文章から抜粋した1文が記載されている。
「コトバノみくじ」は現在、1F薬局待ち合い前に設置された同作家の配布型作品「コトバノツブ」 の隣に設置されている。

プレゼント大作戦開催

クリスマスのこの日、えんがわ画廊企画者の泉 麻衣子と12月の展示作家である柴田 さゆり(視覚伝達D・3年)の発案による関連企画「プレゼント大作戦」が開催された。
この企画はクリスマスを病院で過ごす病院利用者に少しでもクリスマスらしい雰囲気を味わってもらえたらという願いをこめて、サンタなどに扮装したやさしい美術プロジェクトのメンバーが入院中の約150名の病院利用者にプレゼントを配布した。

プレゼントは足助で紅葉などの落ち葉を採集し、素材にしたクリスマスツリーの飾りを泉が制作。ラッピングを今回の展示作家:柴田が提案。それらを包装する制作体験を名古屋造形芸術大学で開催。多くの学生や職員の手により完成した。
プレゼントを渡し終えたメンバーは「多くの患者さんからお礼の言葉を頂き、プレゼントを渡すつもりが逆にプレゼントされた気分だ」と口にする。プロジェクトにとっても素晴らしいクリスマスとなった。