3月6日
足助病院研究会 開催

2009年の活動報告

今年度最後となる研究会を開催。
搬入を控えた3作品の報告を中心に行う。今回報告した3作品は一年かけて改良や問題点を解決してきただけに病院職員からも時には設置方法や素材、モチーフに関しての厳しい意見が上がった。
この日搬入予定だった小児科対象の触ることが可能な立体作品も、付属のボタンが小児の誤飲の危険性があるとのことで搬入を中止。搬入が後日先送りとなった。

7年の協働により病院へ提示する作品形態が広がっていくにつれ、病院職員の作品に対する見方や姿勢も徐々に変化していくことを実感。しかし、それらの変化 に対しての「甘え」が作品を展示するにあったって、危険性や問題性の見落としにつながっていることに気付かされる。問題を解決する力のほか、「病院におけ る美術」という原点を見つめ直し、問題に気付く力が現メンバーには必要であると感じる研究会となった。
3作品の搬入は3月17日に搬入する予定。今回の作品をステップに大きく成長することを期待する。