5月7日
病院訪問会 開催

2009年の活動報告

足助病院訪問会を開催。
訪問会では実際に院内をまわり、各病棟に入院している利用者の病室を訪れ話を聞く。病院に初めて訪れる新メンバーにはプロジェクトに関る上で、「病院」という場所とは、そこにいる「患者」とは何かということを知り、改めて考えることができる機会となる。

この日は、ディレクターの高橋やスタッフを含め11名が参加。
午前中は雨の足助商店街近辺を散策。
毎年、病院周辺の環境がどのようなものかを知ることで、病院に展示する作品を発想するメンバーも多い。参加メンバーは、町の風景を撮影したり、スタッフの説明を聞くなどして2時間ほど町並みを歩いた。

午後からは実際に病院訪問会を行なう。
メンバーたちはまず、利用者の病室を訪問する際に気をつけなくてはならないことをメンバーたちで話し合ってまとめた「マナーシート」を持参し、目を通した。身だしなみや携帯電話の電源などを各自でチェックした後に、二人一組に分かれて各病棟に移動。

開始直後は病室に入るのも躊躇したり、病室の利用者と話すのにも言葉が詰まってしまったりと緊張を隠せないメンバーも、利用者と話しを進めるにつれ、表情 や言葉が豊かなものになっていった。利用者の中には、「あんたに会えて良かった」「あの作品はあんたのかね」など、あたたかい言葉をかける姿もみられた。
この体験を通したメンバーたちが新たな作品を作り、訪問会で出会った利用者と「再会」することを期待する。