6月12日
第1回足助病院研究会 開催/作品「?クッション(はてなクッション)」搬入

2009年の活動報告

今年度第1回目になる研究会を開催。
今回の研究会では今年3〜4月にかけ搬入を行った3作品と1企画の報告、1作品の経過報告を行う。また、小牧市民病院に設置した井藤由紀子(視覚伝達D・卒業生) の作品「森をつくるおりがみMorigami」を足助病院に導入するための検討を行った。

設置報告では、病院職員から「場が明るくなった」「興味を持って眺めている患者さんを見かける」などの意見が上がった。また3月に搬入した医療用衝立カ バーの作品に関しては、「院内で“場を区切るもの”という認識から場の雰囲気を変えるものという認識もできるようになった」という変化は当プロジェクトに とって大きな成果にもなった。
この他に改良点なども多く上がったが参加したメンバーは次のステップを登る良いきっかけになっただろう。

研究会後は芳賀紗織(視覚伝達D・2年)の布製作品「?クッション(はてなクッション)」の作品メンテナンスのため、クッションを新作に交換する。
今回の?クッションは前回の改善点を見直し、子どもたちが興味を持てるようカラフルなものに改良。また、材質の違う素材の布を使用し触感を刺激する以外 に、鳴き笛などの聴覚を刺激する「しかけ」も付いている。小児外来に訪れる子どもたちがこの作品で遊び多くの「?(はてな)」を浮かべるきっかけになるの ではないだろうか。