9月18日
第3回足助病院研究会 開催

2009年の活動報告

第3回足助病院研究会を行った。今回の研究会では1作品の最終検討および搬入との経過報告、1作品企画の展示場所検討、2作品の経過報告を行った。

7月31日に搬入した芳賀紗織(視覚伝達D・2年)の布製作品「?クッション(はてなクッション)」の追加作品(3作目)の搬入にあたり、最終的な作品チェックを行った。子どもたちの心を捉えるような色使い、音の出る仕掛けを組み込むことでより親しみのある作品が完成し、誤飲などに配慮した安全性も向上している。

Morigami並木道は7月31日に1階と2階廊下窓枠などの5カ所へ設置し、その後リハビリテーションや病院職員によって折られた Morigamiが植えられて並木道が整備されつつある。折り紙キットを補充し、あらたに企画の説明になるキャプションを追加搬入した。(森を作るおりが みMorigami(井藤由紀子:視覚伝達D・卒業生)

研究会前に、内科処置室内天窓の古川陽介(日本画・2年)の透過絵画作品の新作「天翔る鯉」を搬入したが、水分で布地が縮んだことが発覚。一旦搬出して修正することになった。また天野入華(交流造形・4年)の配布型作品「コトバノツブ」「コトバノみくじ」の搬入が行われた。

木谷任志(交流造形・3年)企画・制作の「どこでも窓」をあらためて提案した。暗くて窓のない階段に窓枠を模した絵画作品を設置することで外の光が感じられるような効果を目指している。研究会後に設置場所である階段壁面での試作検討を行った。

竹中仁美(情報D・3年)が制作を進めている、「いろ・かげ・かたち」は病院内で感じ取ることが難しい、時間の移ろいがコンセプトである。フィルム式のカメラで捉えた瞬間の連続を使って時間の流れを表現する。今回の研究会ではその経過報告を行った。