6月17日
第1回足助病院研究会 開催

2010年の活動報告

今年度初めての足助病院研究会を実施。

6月1日に病院内の公式な委員会である「文化実行委員会」にオブザーバーとしての参加を認可され、事前に作品搬入計画や新しい作品プランを発表し、今日の研究会にのぞんだ。
8名の病院職員(主に病棟看護士)が参加し、終始和やかな雰囲気で作品プランの検討を行った。

今年度から参加している森明穂が自身の考案した「目も耳も使わないおもちゃ ぎゅっころ」と「にがおえ会」の2つの作品プランを提案した。「ぎゅっころ」は穴のあいた板に球状の木材を貫通させて遊ぶおもちゃで、試作品4点を慎重に検討し、木材のオブジェを収納する巾着袋の形状や両手で掴むことを想定した適切な大きさについていくつか意見があがった。

次回の研究会までにこれらの意見を反映させた試作品をそろえ、より足助病院の患者さんに楽しんでいただける作品に向けて完成度を高めていく。

「にがおえ会」のプランは長期入院の患者さんに喜ばれるだろうとの予想で、患者さんへの知らせ方を工夫し、患者さんが不平等感を感じない開催方法を検討して、まずは病棟を限定して行うことになった。

今回の研究会を通じて、文化実行委員会と研究会で二重に検討する方法がより慎重な作品検討につながると実感した。