12月17日
クリスマスの準備をしよう2

2010年の活動報告

今回の制作体験は、前回のワークショップで制作したクリスマスのオーナメントを引き継ぎ、舞台セットのような書き割り型のツリーや山、家などに飾り付けをしてクリスマスのしつらえを用意するというもの。
また今回は、取り組みに参加している子どもたちの親御さんにもワークショップへの参加を呼び掛けた。

子どもたちは、本取り組み以外で使用しているがばんで絵を描いたり、前回取り組んだオーナメント制作を引き続き行った。
一人のみ用意した書き割り型の家に絵の具で着色した。
この子は部屋に設置してある書き割りを見つけるとまっさきに飛んでいき、絵の具で描きつけた。
普段は同じ色で塗りつぶしてしまうその子が、今回は同じ色を使っていてもその子なりに濃い薄いを分けて塗り分けていたように感じる。また、一部分に色を塗ったあとに水を垂らして絵の具が流れる様を楽しんでいた。

親御さんは、子どもたちがつくったオーナメントを書き割りに飾り付けをしながら、子どもたちが普段どんなふうに絵を描いているのか興味深く見つめていた。

飾り付けが終わると、その場でおやつを食べてクリスマスの華やいだ雰囲気を楽しんだ。
参加メンバーの古川陽介(日本画・3年)扮するサンタが突然登場し、子どもたちにプレゼントを渡すパフォーマンスも行った。
子どもたちはサンタにびっくりし、唖然としていた。中には驚いて逃げ出す子もいた。しかし、サンタが悪い人ではないということを感じたのか、プレゼントをもらうとおっかなびっくりしながらもサンタの握手に応じたり、誰がサンタなのか確かめようと顔を覗き込む姿がみられた。

今回は、親御さんも一緒であることに戸惑う子もいたが、親御さんにとってみれば、普段の取り組みに参加しながら子どもたちの様子をうかがい知る機会となった。