6月17日
カラフル寒天で遊ぼう

2011年の活動報告

2011年度2回目のワークショップは「カラフル寒天で遊ぼう」を企画した。普段の取り組みでは、平面の制作で絵の具を使うことが多いとのことから、素材感がこれまでと異なるもの、色彩感覚を伸ばしながらも、立体的な感性を引き出すことをねらいとした。

あらかじめ食紅で着色した色とりどりの寒天を牛乳パックに入れて固め、保冷した状態で発達センターちよだに持参。テーブルには水分がこぼれないようにテーブルを覆うようにして大型のトレーを設置した。

子どもたちの中には手が濡れることを嫌う子もいると事前に聞いていたが、テーブルに載せられた半透明の冷たい寒天に興味津々、最初や滑らせたり、指で押す姿が見られた。

VHSビデオのケースを加工した切り具を子どもたちに渡すと、激しく切り刻んだり、細かい断片になった寒天を混ぜて色彩の混ざりあう効果を楽しむ様子が散見された。寒天を積み木のように積む遊びを発明し、ワークショップを行うメンバーと積極的にコミュニケーションをとる子もいた。

寒天の塊感の演出や食紅の調合や配色などの準備が功を成し、子どもたちのわくわくとした表情が見られ、感性がほとばしるワークショップとなった。残った寒天はちよだ職員に引き取られ、後日に寒天遊びを楽しんだそうだ。

4月から7月までの間、アートプロデュースコース3年次学生が主軸となってワークショップを運営しています。今後の活動にご期待ください。