11月25日
色水シャワーで遊ぼう

2011年の活動報告

今回の造形ワークショップは前回にひきつづき、制作から造形遊びにシフトしてのワークショップを考案した。

まず事前にペットボトルの底に穴を開けておき、あらかじめ作り置きした色水を容れたものを用意した。
子どもたちはそれぞれこのペットボトルを持ち、振り回し、シェイクして色水の質感を楽しんだ。
穴からほとばしる水の飛跡に興味が移り、床面に広げた布に描かれる色彩のアーチでひとしきり遊んだ。

その後は子どもたちが独自に遊び方を編み出して行く。自分の身体に色水をかけ、手足が色水に染まる様子をおもしろがったり、床にたまった色水を足で踏みならして飛び散らせたりした。

前回から見られはじめたことだが、子ども同士や発達センターちよだスタッフ、やさしい美術プロジェクトのメンバーのやり取りが如実に増えてきたことだ。色水をかけあったり、追いかけては逃げるといった相互の関わりあいの場面が多くなっている。

この取り組みに参加している子どもたちが仲良くなってきたこともあり、友情の現れとして行動を共にする姿もよく見られるようになった。それに対して一度に集中して全員がワークショップに集中するのが難しくなっているが、成長過程を見守りつつ造形の楽しさやおもしろさを伝えることが大切だと感じた。