12月21日
「モサモサボールをつくろう!」

2012年の活動報告

今回の取り組みはあらかじめ毛糸や梱包資材などを床に据え置き、子どもたちは素材を床一面にばらまいて遊ぶ、その上で粘着面で覆われたボールを転がして遊ぶ、というものだ。子どもたちが抱えきれないほどの大きなバランスボールを室内空間で縦横無尽に転がし続け、雪だるま状に色とりどりの素材がまぶされた 「モサモサボール」に成り代わる様子を楽しむ。
ボールは転がりバウンドする様子が子どもたちの興味を惹くばかりでなく、自然とキャッチボールになり、相手とのやりとりや関わり合いの機会を生む。子どもたちはそれぞれのペースでボールで遊ぶ姿が見られた。
このように拡散する素材は後片付けの手間を伴うものとなる。したがって、施設サイドの理解と協力が不可欠である。細かく裁断された毛糸は視覚的に鮮やかな一 方、咽せたり、目に入るなどの可能性に配慮しなければならない。今後は子どもたちのそれぞれの指向や興味と照らし合わせて素材を検討すべきだろう。