7月23日
七ヶ浜町夏祭りWa-syoi参加+ひかりはがき手渡し

2011年の活動報告

●七ヶ浜町夏祭りWa-syoiにてワークショップ「みんなでステキな海をつくろう」+「ひかりはがき」手渡し実施
夏祭りWa-syoi
開催日:7月23日(日)
主催:海の学校in Miyagi
夏祭り来場者数:2000人

●これまでの経緯
やさしい美術プロジェクトディレクター高橋は一ボランティアとして被災地宮城県七ヶ浜町を訪れ、被災者の心の支えとなるべく全国から募集した「ひかりはがき」を手渡しした。その後、災害NPOレスキューストックヤードが企画する「仮設住宅へまごころ表札を届けよう」に賛同し、表札を制作するワークショップの運営を担当。やさしい美術プロジェクトにて新たに編成した表札チーム10名の学生有志によりワークショップを実施し、七ヶ浜町仮設住宅の全世帯420戸分の表札を完成させた。

●夏祭りWa-syoiに参加するまでの経緯
「ひかりはがき」「表札ワークショップ」を通じて災害ボランティアや地元住民との交流が深まった。津波による甚大な被害を受けた当地で「子どもたちに海を嫌いにならないでほしい」という願いのもと夏祭りが企画され、やさしい美術プロジェクトはこのコンセプトに賛同して参加を決めた。

●ワークショップ「みんなでステキな海をつくろう」
表札チームが主軸となり、子どもたちに楽しい海のイメージを広げていければとワークショップの立案から準備、運営までを手がけた。
子どもたちは海の生物(イルカやクラゲなど)の型紙に好みの画材で着色したり、色紙やボタンなどで自由に飾りつけていく。
完成した生き物たちは海を模した天井から吊るされたカラフルな紙テープや、窓ガラスに子どもたち自身で貼付けて楽しい海の空間を創出した。
笑顔がない子どもたちも見受けられたが、ワークショップのスタッフが手作りしたスタンプに心和み、笑顔がこぼれたのが印象に残った。

●「ひかりはがき」手渡し
夏祭り来場者のほとんどが被災者であることから、「ひかりはがき」手渡しも同時に行うことにした。全国から寄せられた「ひかりはがき」は累計1000枚を越えた。ファイリングされた「ひかりはがき」に目を通すのは子どもたちに限らず大人の姿があった。生命感あふれる色彩のデザイン、力強い言葉が配された「ひかりはがき」に感動の声が多く聞かれ、気に入ったものを持ち帰っていただいた。