12月16日
第4回研究会 開催

2008年の活動報告

今年度第4回目となる研究会を開催。多忙な業務の間を縫って小児科病棟・外来・施設担当の職員が参加した。
今回は絵本プロジェクト*の手作り絵本約20冊が出そろった。最終確認として、完成した絵本の内容・製本の精度や小児科の子どもたちが実際手にとっても壊れないかどうかをひとつひとつ確認する。
学校に提出する課題とは違い、製品としての強度がシビアに問われる。

また、関連企画として提案した外来待ち合い・病棟処置室への装飾プランの試作品を検討した。
作家の廣畑千恵(情報デザイン・3年)も同行。絵本に登場するキャラクターが待合室内・処置室内を飛び回るような展示プランを提案。職員からおもわず「かわいい!」と声があがる。

実際の設置予定場所にあてがい、サイズや色みを確認した。これから2月頃の搬入に向け制作を進めていく。
病棟モビールプラン*は、掛け変え・収納が簡単にできる形を模索中。今回はファイルサイズの試作品を検討。今年度中に小児科病棟のベット上へ搬入することを目標にする。
また、今年度は各作品の評価のための情報収集として、病院利用者への聞き取りアンケートを行うことを提案。
急性期型の小牧市民病院に訪れる病院利用者の中には、気持ちに余裕をもてない状況の方も少なくない。どのようにして病院利用者の要望・意見を引き出すか、アンケート内容・方法などを引き続き検討する。

「絵本プロジェクト」は小児科外来・中待ち合いに学内外から募集した手作りの絵本を届ける企画です。
「病棟モビールプラン」は薄く軽い素材を糸などで吊るした「やじろべえ」のような形態の作品「モビール」を展示し、小児科病棟・廊下/病室内天井を彩る企画です。