3月4日
作品「しきいろさんぽ道」搬入

2009年の活動報告

この日、小児科病棟廊下にモビール作品「しきいろさんぽ道」作:浅井紀代美(視覚伝達デザイン・3年)を設置した。この作品は、閉塞感のある廊下の壁・天 井部分に丸みを持たせ、やわらかな印象に変えるフレームと、その中につり下げられるモビールで構成される。「病院では時間・空気のながれが止まっているよ うに感じる」「色で季節感を表現できないか」という病院職員の意見を受け、約140点が制作された。
モビール部分のコーディネートを浅井が担当し、日本独自の配色法「重色目(かさねいろめ)」による色の組み合わせにより、春夏秋冬の季節を表現するプラン を提案した。今回はその第一段として「桃」という春の配色によるモビールを設置。一つ一つのモビールが桃の花の切り絵で彩られており、空気の流れを受けて 揺れるたび、花びらが風に吹かれている様子を思わせる。今後も季節の移り変わりに合わせ、展示替えが行なわれる。