9月30日
第2回小牧市民病院研究会 開催/作品「森田佳奈 絵画作品」搬入

2009年の活動報告

今年度第2回目の病院職員との研究会を行った。5つのプランを小児科職員・事務職員とともに検討。

今年度のメインとなるのは、小児科病棟にて行われる「病棟モビールプロジェクト」、moca(ビジュアルデザイン・卒業生)、溝田尚子(ビジュアルデザイン・卒業生)による繊細で鮮やかな色使いのモビールがひとつひとつのベッドの頭上に届けられる。

今回は試作品を実際の展示場所である、病室の天井に吊り下げて検討した。「子どもたちの手の届かない高さに」「間仕切りのカーテンに引っかからない場所に吊り下げる」など、作品が展示されるうえでぶつかる問題を明確にし対処方法を探る。

また、現在展示中の作品「森をつくるおりがみMorigami」が好評につき、増刷が決定。今回は新たに紅葉バージョンを制作する。10下旬〜11月上旬の実際に山々が紅葉する時期に合わせ、搬入を予定。

その他、やさしい美術が活動している3つの病院で実施予定のアンケート調査についても提案を行った。「作品があることで病院内の環境がどのように感じられるか」を調査し定量化する試み。具体的な質問項目をならべ、質問内容からアンケート用紙の紙面のレイアウトなど細かな部分まで検討を重ねる。

研究会終了後は今年度第1回目の作品搬入として、化学療法室廊下に森田佳奈(コーディネート作家)による絵画作品を展示した。