12月2日
第1回研究会開催

2011年の活動報告

2011年度の小牧市民病院における第1回研究会を開催した。

今回は2点の作品プランを提案した。

1点は1階と2階にまたがる検査室をつなぐ渡り廊下。全側面がガラス面となっている。これまでに足助病院の天窓に透過型絵画をシリーズ展開してきた古川陽介(日本画4年次)が制作を担当する。「小牧」の語源とされる「帆巻き」をテーマに帆船と山をダイナミックに配置する構成を提案。幅10メートル、高さ7メートルにわたる大作に挑む。

2点目はたくさんの検査室が軒を連ねるおよそ40メートルにおよぶ廊下に21点の刺繍絵画を展示するプラン。これまでに精神科待合、小児科中待合などに作品を提供してきたモリショウコ(絵本作家、デザイナー)が「笑顔」をテーマにシリーズ展開する。

前期は痛んだ作品の回収および修理そして再展示などのメンテナンスに多くの時間を割いてきた。年末から年度末に集中して新しい作品、展示替え作品を提供して行く。