11月21日-22日
NPOアーキペラゴ主催「多島海ツーリズム・大島」開催

2009年の活動報告

瀬戸内国際芸術祭にてサポートを担うNPOアーキペラゴ主催で「多島海ツーリズム・大島」を開催した。
NPOアーキペラゴは瀬戸内海で失われつつある多島海文化の再発見と活性化を目的に活動している。今回は一般参加者を募集し、大島を知り、感じるためのプログラムを計画。すでに2年前から大島との関わりを継続しているやさしい美術プロジェクトが来年の瀬戸内国際芸術祭で実施を予定している「名人講座」をプログラムとして提案し、今回の「ツーリズム」を協働で開催した。

「名人講座」とは大島で暮らす入所者が1日講師となり、陶芸や写真、短歌、書道などの創作を大島で体験するワークショップである。ハンセン病の療養所という歴史を歩んできた大島の自然、文化に触れ、人権啓発にとどまらない社会交流の場を設けることを目標としている。
今回は青松園職員による大島の歴史と暮らしを学ぶレクチャーの後、納骨堂、風の舞を参拝。その後は陶芸「大島焼をつくろう」、写真「大島で松を撮ろう」、施設見学「大島青松園を知ろう」の3つの講座を実施した。

一般参加者は総勢15名。参加者からは「また大島を訪れたい。」という声があがり、創作と対話を通して入所者との交流が深まる意義のある取り組みとなった。