2月6日-7日
かんきつ祭 開催

2009年の活動報告

小春日和のなか、大島の柑橘類を収穫し、ジャムやピールに加工するワークショップを行った。それらの保存食は瀬戸内国際芸術祭会期中カフェのケーキやクッキーに使い、来場者に大島を味わってもらう試みだ。
ワークショップ参加者は10名。遠くは神奈川県からの参加もあった。


・6日
大島を初めて訪れる方もいるため、施設を見学し、納骨堂を参拝した。
その後、今回の収穫の協力をお願いしている入所者大智さんの畑へ向かった。
参加者は、大智さんから収穫の仕方を積極的に学び、終始意欲的な態度でのぞんだ。
収穫した柑橘類は全部で籠と段ボール箱7箱となった。

・7日
収穫した柑橘類をジャムやピールにするための仕込み作業を行った。
膨大な数の柑橘と向かい合う姿は、まさに体力勝負の祭のようだ。
ピールに使う皮とジャムに使う皮と同じ種類であっても、切り方が異なるため、2チームに別れ作業に取り掛かった。部屋には皮を刻む音と、柑橘の爽やかな香りが溢れていた。
3時にはお世話になっている入所者の数人に声をかけ、ワークショップ参加者と伴に試食会を行った。
メニューは、スコーン、クッキー、パウンドケーキ、果実酒などで、全て大島で採れた柑橘を使い制作したものである。
入所者の方から「ハイカラな味だ。」と言った意見や、「世界にひとつしかない味ね」と評判は上々で、今後のカフェ運営に向けての第一歩が踏み出せた。
ワークショップ参加者も入所者の皆さんとお菓子を囲みながら交流を深めることができ、充実した時間が流れた。