4月25日
よもぎ祭 開催

2010年の活動報告

天候に恵まれ、快晴の大島にてよもぎを収穫し、加工するワークショップを行った。加工したよもぎは瀬戸内国際芸術祭会期中にカフェ・シヨルのメニューとしてケーキ、スコーンなどに使用し、来場者に大島を味わってもらう試みだ。
今回は7名の一般参加があり、やさしい美術プロジェクトのメンバーを含め総勢12名でワークショップを実施した。


大島を初めて訪れる方もいるため、施設を見学し、納骨堂を参拝した。
その後、入所者野村さんの畑にて甘夏みかんを収穫し、その後は畑周辺に自生しているよもぎを摘んだ。春のよもぎは特にやわらかく香りが良いことで知られている。


収穫したよもぎを選別し、大鍋で湯がく。その後は包丁でみじん切りにして、食材として使いやすい形に加工した。これらのよもぎは冷凍保存し、瀬戸内国際芸術祭会期中、カフェのメニューに加える計画である。


カフェ・シヨルのカフェスペースは大島青松園の第二面会人宿泊所を有効活用するものであり、ワークショップと並行して壁面を装飾する漆喰塗り作業を行ってきた。多くの参加者によって装飾されたカフェ・シヨルのカフェスペースは7月の開店に向けて、整備を継続する。


よもぎ祭の関連イベントとして入所者を招き、試食会を行った。10名の入所者を囲んで事前に調理しておいた大島よもぎのケーキやスコーンを試食した。ワークショップ参加者と入所者との交流が深まり、笑顔と会話の絶えない時間が創りだされた。カフェ・シヨル開店前のワークショップおよびイベントはよもぎ祭を最後とし、今後は開店に向けて本格的な準備に入る。