2月11日-12日
2月の一般公開/かんきつ祭 開催

2011年の活動報告

大島での取り組み{つながりの家}が今年度11回目の一般公開を迎えた。
寒さの残る2月上旬にはめずらしく、両日ともに春を感じさせるあたたかい日となり、リピーターをはじめ、ゆっくりと滞在し大島を満喫する来場者の姿が見られた。

カフェ・シヨルでは、11日に冬の収穫祭「かんきつ祭」を開催。
大島の野菜名人とともに畑に入り、柑橘類を収穫するこのワークショップは、2010年から毎年2月に行われ、今回で3年目となる。
当日は、初めて大島に訪れた来場者や昨年・一昨年の「かんきつ祭」経験者のリピーターなどが参加した。
大島の柑橘類は、かつて多くの人々が大島に暮らしていた時代、入所者の手によって植えられ、当時の生活を支えてきた大切な島の恵みである。
高齢化が進み畑作業ができる方が少なくなった現在も、柑橘の木は代々引き継がれ毎年実をつけている。
一昨年・昨年と続けて収穫した木には、今年も甘夏の実がたわわに実り、野菜名人の立ち会いのもと、参加者総出で収穫を行った。

午後は、カフェ・シヨルにて収穫した甘夏を保存食に加工する作業を行い、カフェ中が柑橘のさわやかな香りに包まれた。
今回収穫された柑橘類は、来月以降にはお菓子やランチメニューとして味わうことができる。

毎月恒例の大島会館での出張カフェ「出張シヨル」には、雨の降る寒い中にもかかわらず、32名の島の方々が来店。
常連の方々が2月限定のバレンタインメニューを囲んで談笑されるなど、いつもと変わらぬ賑わいを見せた。