6月9日-10日
6月の一般公開/梅祭 開催

2012年の活動報告

この日、大島での取組み{つながりの家}が今年度3回目の一般公開を迎えた。
前日までは梅雨らしい天気が続いていたが、この2日間は穏やかな日差しのさす過ごしやすい日となった。
朝一番の船で訪れ最終の船の時間まで滞在するなど、ゆったりと大島での時間を楽しむ来場者の姿が見られた。
また、散歩のついでにカフェに立ち寄る入所者も普段より多く、来場者と島の方が談笑する様子が印象的だった。

GALLERY15は6月より看板を取り外し、来春開幕する瀬戸内国際芸術祭2013に向けた改装作業を始めた。
今後は一部を限定的に公開しながら改装をすすめる予定である。

カフェ・シヨルでは初夏の収穫祭「梅祭」を開催。
収穫祭の常連となるリピーターや、初めて大島を訪れた来場者が参加した。
午前中は、大島の野菜名人の入所者とともに大島の梅林へ入った。
早春、あざやかな花を咲かせ目を楽しませてくれた梅の木には、実がつき収穫の時期を迎えていた。
野菜名人が用意していたビニールシートと竹の棒を使い、梅の実をつついて落とす。名人に手ほどきを受けながらの、にぎやかな収穫となった。
午後はカフェにて、採りたての梅の実で梅酒を漬ける作業を行った。
作業後には昨年の「梅祭」の際に漬けた梅酒で作った、梅ゼリーが参加者に振る舞われた。
今年の梅酒も飲み頃を迎えたころ、今後はお菓子の材料となってカフェのメニューに登場する。

大島会館での出張カフェ「出張シヨル」は、30名の島の方々に利用いただき、にぎわいを見せた。
店内に飾られた梅酒を見たり梅ゼリーを食べながら、かつて島の暮らしの中で梅酒や梅干しを作った昔の思い出を、懐かしく話される方もいた。