9月25日
島島遠足 開催

2012年の活動報告

この日、大島の入所者・職員、やさしい美術プロジェクトが参加する、小豆島ツアーが行われた。

島島遠足と題されたこのツアーは、芸術祭の舞台となった島間の交流を目的として、芸術祭実行委員会とこえび隊により企画された。
昨年の秋には豊島へ訪れており、今回の小豆島ツアーは約1年ぶり、2回目の開催となる。
今回はやさしい美術プロジェクトメンバーも含め、約20名が参加した。

当日は高松を経由し、チャーター船にて小豆島へ向かった。
小豆島の土庄港に到着してすぐ、ツアーバスが参加者を迎えてくれ、長年小豆島でガイドをされてきたという、地元のベテランバスガイドさんの案内で島内を巡った。

半日というタイトなスケジュールであったが、オリーブ公園・寒霞渓・醤の里など小豆島を代表する観光地を車中から眺め、そのひとつひとつにガイドさんの丁寧な説明が添えられた。
映画村に向かう道中には小豆島を舞台に描かれた小説「二十四の瞳」の朗読も行われ、参加者は短いながらも濃厚な時間を楽しんでいた。

また、重要有形民族文化材に指定されている、中山地区の農村歌舞伎の舞台を訪れた際には、地元の保存会の方々から普段は入ることのない舞台裏を案内いただいた。
行く先々での地元の方による細かな心遣いとあたたかいもてなしで、終始笑顔と笑い声のたえないツアーとなった。

今後は、小豆島の方々を大島に招く交流会も計画されている。