12月8日-9日
12月の一般公開/餅つき会 開催

2012年の活動報告

この日、大島での取り組み{つながりの家}が今年度9回目の一般公開を迎えた。
またこの月は、瀬戸内国際芸術祭2010終了後の一般公開を始めてから、丸2年の節目の月となった。

一般公開にさきがけ、8日にはカフェ・シヨル前にて「餅つき会」が開催された。
やさしい美術プロジェクトメンバーやこえび隊が餅をつき、大島の入所者や小学校の子ども達もにぎやかな声に誘われ、次々見学に訪れた。

カフェ・シヨル前での餅つきは、今年で3回目となる。
大島でも50年ほど前までは、入所者の手で餅つきが行われていた。
大島で暮らす入所者全員にお餅を配るため、日が昇る前から大勢で取りかかる年末の一大行事だったという。
今年も、その当時に使われていた石臼を使い、大島に自生するよもぎの入ったよもぎ餅を作った。

一般公開の土日は、強風により両日とも船が欠航となり、午前中のみの公開となった。
朝一便で島に渡った来場者やこえび隊が嵐のなかカフェ・シヨルを訪れ、貴重な大島での滞在時間を楽しんでいた。

毎月恒例の大島会館での出張カフェ「出張シヨル」にも、寒いなか多くの島の方々が訪れた。
12月に合わせたクリスマスらしいお菓子がならぶメニューを、付き添いの職員さんやお友達と一緒に選ぶ微笑ましい場面が見られた。